症例詳細(セラミック治療)

〈治療前の前歯の写真〉

 

患者様は40代女性、大人の歯が生えた時から変色に悩まされ(テトラサイクリン系の抗生物質による副作用と考えられる)今に至るまで何度か歯科治療を受けて来たが満足のいく結果が得られなかったとのこと。

歯がコンプレックスで人前で歯を出して笑うことができないとのこと。

 

 

〈治療後の写真〉

 

考え得る最高の美しさを回復させることを目標に治療をおこないました。

ただ単純に白いのではなく、17才の女性の天然歯を基準とした歯の形態と色調、透明感を再現しました。

 

患者様は大変喜ばれ、人前では歯をわざと見せるように笑うようになったとのことです。

 

治療する歯科医師の立場としても歯科医師冥利に尽きる治療結果と効果が得られたと考えております。

〈歯の土台の形〉

 

セラミック治療において高度な治療結果を得るためには歯科医師の知識や知性だけでは足りず、それを口腔内で表現する技術が必要になります。大阪大学時代は歯の形の整え方の講義や執筆を担当しておりましたが、小さなエラーが大きな失敗に通じてしまい、多くの努力が小さな成功に通じると考えております。

また、セラミックの歯を作ってくれる優秀な技工士さんと徹底した歯磨き指導をしてくれる衛生士さんとそれに応えて頂ける患者様の協力があってこそと思っております。